気候変動に伴う積雪地域の水利用への影響
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概要
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積雪地域である北海道では、雪は重要な水資源となっている。気候変動による気象変化によって、降雪、積雪の減少や融雪の早期化が予想され、融雪水を利用した農業への影響が懸念される。そこで、本研究では気象庁・気象研究所の地域気候モデルMRI-RCM20によって計算された現在、近未来、21世紀末の実験結果を用いて、石狩川流域を対象に、気候変動による河川流況の変化や期間毎の流量の変動状況を分析し、流況の変化が水利用に与える影響について評価した。その結果、融雪期間後期での流量減少や夏期の流量の変動の激化や渇水頻度の増加が見られた。また、融雪期や夏期に水不足の可能性が示唆された。
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