レーダーを用いた上空雨滴粒計測精度向上に関する研究
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
レーダーを用いて測定されるブライトバンド厚さから降雨時の高層での最大雪片粒子粒径を推定することを目的として研究を行った.2007年に沖縄県でビデオゾンデ観測を含めた観測プロジェクトを行ってデータを収集した.ビデオゾンデによって観測された最大雪片粒子に松尾・佐粧が提案した粒子融解モデルを適用し,融解開始から融解完了までの融解高度区間を算出した.そのモデルから得られた融解高度区間とレーダーによって観測されたブライトバンドの厚さを比較するとよく合っていることがわかった.このことからレーダーによって観測されたブライトバンドと,粒子融解モデルを利用することで降雨における最大雪片粒子の粒径の推定が可能であると考えられる..
- 水文・水資源学会の論文
水文・水資源学会 | 論文
- 出水時における河川水中リンの濃度上昇を考慮したヒノキ人工林流域におけるリン収支
- 北海道南西部噴火湾沿岸流域における土地利用の違いが浮遊土砂流出特牲に及ぼす影響
- インドネシア, ブランタス川上流域における放射性同位体Pb-210exを用いた土壌侵食量と土砂供給源の推定
- 降雨流出過程の相違が渓流水質形成機構に与える影響
- 自己組織化マップを利用した豪雨時の成層状態の診断