水文化を包含した総合流域管理の構築に関する研究
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概要
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本研究は、総合流域管理の提案とその実流域での適用の結果を示すことを目的とするものである。総合流域管理で達成すべき目標として、_丸1_流域全体の水動態、_丸2_地域の水文化、_丸3_多様な視点からの水環境評価、の3項目を設定する。そして、治水、水利用だけではなく、生態系、親水性、景観のほか、歴史や行事に関連する水文化も評価項目(評価軸)として取り込み、地域社会・生活と連携した管理方式を提案するものである。このため、総合流域管理の定式化を行い、流域の水文化特性に応じた形での管理を実現するため、流域のゾーニングや多目的評価のレーダーチャートによる表現などの手法の提案を行い、分布型流出モデルを用いた流出解析と現地調査の結果をあわせて、具体の適用事例を示す。
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