表面流に浅水流モデル,中間流にダルシー則を適用した二次元水理水質解析(4)-草地酪農地帯における雨水・汚濁負荷の輸送を考慮した解析モデルの構築-
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
降雨流出過程において,浸入能の小さい草地において発生する表面流は,土粒子やその他の水質汚濁負荷を直接的に河川や排水路へ流出させる。これに対して,排水路沿いに緩衝帯を配置することで水質負荷を低減させる手法が提案されている。本稿では,著者らの開発した草地~緩衝帯~排水路の水文・水質過程を表現可能な水理水質解析モデルについて,水質解析の精度向上のためにモデルを改良するとともに,草地酪農地帯で汎用的に適用可能なパラメータについて検討した。
- 水文・水資源学会の論文
水文・水資源学会 | 論文
- 出水時における河川水中リンの濃度上昇を考慮したヒノキ人工林流域におけるリン収支
- 北海道南西部噴火湾沿岸流域における土地利用の違いが浮遊土砂流出特牲に及ぼす影響
- インドネシア, ブランタス川上流域における放射性同位体Pb-210exを用いた土壌侵食量と土砂供給源の推定
- 降雨流出過程の相違が渓流水質形成機構に与える影響
- 自己組織化マップを利用した豪雨時の成層状態の診断