東シベリア・ヤクーツク市近郊のカラマツ林における潅水が砂質活動層の熱・水動態に及ぼす影響
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概要
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永久凍土帯における森林生態系の土壌水分変化に対する応答特性を把握するために,東シベリア・ヤクーツク近郊に位置する観測サイト(スパスカヤパッド)のカラマツ林において潅水実験を実施している.各10m四方の潅水区(Iサイト)及び対照区(Cサイト)を設定し,2003年の融解期に予備調査を行った後,2004,2005,2006年の融解期にIサイトにおいてそれぞれ合計120,130,100mmの潅水を7月・8月の間に6から13回に分けて行った.本発表では,2003年6月から2006年9月にかけて実施したこの比較実験中の地温及び土壌水分量,地中熱流量の観測結果を述べる.
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