名古屋市の試験舗装データを利用した保水性舗装の冷却効果に関する研究
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概要
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名古屋市によるヒートアイランド対策舗装の試験舗装の観測データを使い、保水性舗装の蒸発効率を調べた。簡単な1次元地面温度モデルによる再現実験によると、降水後の蒸発効率は、0.2~0.3程度もあった。また、この結果を、非静力学数値気象モデル CReSS の簡単な地表面モデルのパラメタ (蒸発効率、アルベドなど)に土地利用割合を考慮して、使用した場合よく晴れた8月のある日の昼に、1K(名古屋市内の平均道路率)程度の気温低減が見られた。市中央部では道路率はもっと高く1.6Kと見積もられた。
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水文・水資源学会 | 論文
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