トンレサップ湖およびその周辺域の過去の水収支_-_限定された地上水文資料を用いたアプローチ_-_
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概要
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カンボジアの中央部にはインドシナ半島最大の淡水湖であるトンレサップ湖がある。この地域には明瞭な雨季と乾季が存在する。雨季になるとトンレサップ湖およびその周辺域にメコン河から水が大量に流入する。それにより雨季のトンレサップ湖およびその周辺域では下流に位置するメコンデルタ地域の洪水調節地として機能している。しかしトンレサップ湖およびその周辺域の水文データが揃い始めたのはごく最近であり、過去からの水循環・水収支特性を定量的に把握するために必要となる水文データは存在しない。そこで本研究では、入手可能な限られた地上水文資料からトンレサップ湖およびその周辺域の主要観測所における過去 20年以上にわたる水収支の復元を試みた。
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水文・水資源学会 | 論文
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