琵琶湖流域統合管理モデルの構築に向けた陸域水物質循環のシミュレーション
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概要
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滋賀県では，施策の効果を総合的に予測・評価することのできる「琵琶湖流域統合管理モデル（通称LBIM）」の構築を進めている．本稿ではこのうち，陸域水物質循環のシミュレーション結果について述べた．陸域水物質循環モデルは，パシフィックコンサルタンツ株式会社のSIPHERモデルをひな形としたが，これは水量と水質を同時に解析する分布型モデルである．<BR>これを用いて2000年1月1日_から_12月31日の再現計算を行ったところ，水量・水質共に良好な再現計算結果が得られた．今後，モデル計算の精度向上に寄与するモニタリングを重点的に行うことや，これまで産学官民で蓄積されてきた観測データを一元的に取りまとめ，多くの人が使える形で公表していくことが必要である．
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