新疆タリム川流域の水資源開発に伴う環境変化と保全対策
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概要
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新疆ウイグル自治区は典型的な乾燥地域であり、水資源が乏しく、生態環境も脆弱である。中国中央政府の西部大開発による経済発展と移民人口の爆発的な増加に伴い、この地域の水資源環境は急速に悪化しており、水質汚染防止と水資源賦損量の確保は緊急の課題となっている。 本論文では、新疆ウイグル自治区南部のタクラマカン砂漠の北を流れるタリム河流域を対象として、これまでに行われてきた複数の調査資料を収集・整理し、タリム河の水量・水質環境の現況を分析するとともに、今後の水利用増大に伴う水資源環境の変化に対応した対策の検討をおこなう。
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