基本高水ピーク流量算定における計画降雨継続時間の影響について
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概要
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平成16年新潟・福島豪雨と福井豪雨による水災害では短時間集中型の降雨によって洪水到達時間の短い中小河川で洪水氾濫が発生し,流域の大きさに合った計画降雨継続時間を用いる必要性が指摘された.本研究では比較的に流域面積の小さい1級河川土器川祓川橋上流域(106.8km2)を対象とし,計画降雨継続時間が基本高水流量算定に与える影響を調べた.計画規模のハイエトグラフはランダムカスケードモデルにより確率的に発生させた.その結果,本解析ではカバー率50%程度の基本高水流量は計画降雨継続時間の影響をあまり受けないことを示した.一方,非常に高いカバー率の基本高水流量は計画降雨継続時間が長くなると大きくなる.
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