北部九州の冬季積雲に対する雲中液体炭酸撒布人工降雨実験
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概要
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北部九州では、2005年夏から冬にかけて少雨傾向が続き、福岡市では、2005年の年降水量が1020mm(平年比0.64)で、観測史上3番目に少なかった。 そこで、2006年2月4日に液体炭酸を用いた人工降雨実験を長崎県壱岐島の東側海上で2回行った。この日は、冬型の気圧配置で、北北西の風が吹いていた。雲の厚さは、1000mと非常に薄く、自然でも人工でも降水現象は起こらないと考えられたが、液体炭酸法で降水現象を起こすことに成功した。
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