東シベリア・永久凍土地帯における小流域での水文研究
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概要
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レナ川上流部の山岳タイガ域での水・エネルギー循環の研究は、ロシア国立水文研究所によって1975年から1985年まで集中的に行われている。地球観測フロンティア研究システムは、同地域のロシア国立水文研究所の試験流域であったモゴット流域で、ロシア国立水文研究所と共同観測を2000年8月より2002年6月まで行った。南部の山岳タイガ域の特徴は、夏期の降水量が多い点である。また、レナ川流域の他の地域同様に、積雪期間が1年の半分以上に達する。さらに,流域には永久凍土が存在し,河川は冬季には完全に凍結する。この様な積雪冬季が長く続き,永久凍土が存在する地域での水・エネルギー・炭素循環に関する研究は少なく,特にシベリアにおける研究はまれである.本報告では、南部山岳タイガ地域の小流域での水・エネルギー・炭素循環の解明を目的として観測並びに解析を行った結果について報告する.
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