水田主体流域における農地水利用の分類と分布型流出モデルへの組込み
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概要
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モンスーンアジアにおける水利用は,農業用水利用が主体である,水田灌漑形態が様々である,明確な乾季と雨季が存在するなどの特徴を持っている。しかし,農業水利用に関するデータの不足のため,水循環がどのように形成されているのか,さらには,水循環変動が食料生産にどのように影響するのかについては十分に明らかにされていない。それらを解明するためには,まず,地域の多様な土地利用,灌漑形態・方式を例示する必要がある。そこで,分析結果に基づき,メコン河流域を対象に天水および灌漑農地の水利用形態を分類し,特に,灌漑農地における水利用形態をマップ化した。さらに,分類された農地水利用の分布型流出モデルへの組込みについて示した。
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