屋外模型都市実験の性能評価と都市熱環境の検討
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概要
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都市における複雑で独特の気候形成をシステマティックに把握するためには従来の野外観測(鉄塔観測、航空機観測、衛星観測等)、室内実験のみの取り組みでは必ずしも十分ではない。私たちは野外観測、室内実験を補完する第三の手段として、屋外模型都市実験を行った。屋外模型都市実験では、日射・自然風条件下で構成素材、幾何構造を自在に制御したシステマティックで詳細な測定を行うことができる。模型都市は小スケール(1/50スケール)と準実スケール(1/5スケール)の2種類を作成した。小スケール模型都市は幾何構造の制御が容易であり、準実スケール模型都市はより現実的で詳細な測定を行うことができる。本編では異なるスケールの模型都市実験を比較することにより物理的相似性(放射、乱流、熱慣性)の検討を行い、基礎的な都市熱環境を検討した。
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