浮子更正係数の一考察
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概要
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我が国では高水時においては浮子測法が一般的に用いられている。この方法では浮子の更正係数によって鉛直方向の平均流速を求めることになるが、流体抗力は流速の二乗に比例すること、及び流速の鉛直方向の分布いかんによって、その係数を求めることは面倒である。もし、流速分布が線型なら、二乗則は一乗則でも表わされるので、この仮定によって、低層流速/表層流速と浮子長/水深をパラメータとして更正係数を数値的に求めた。日本の係数、WMOの係数と併せて図3に示してあるので、具体的にその相違を検証し、今後の議論の基礎としてほしい。
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