腹腔鏡下腎摘除術における周術期合併症の臨床的検討
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概要
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【目的】腹腔鏡下腎摘除術における周術期合併症について臨床的検討を行った. 【対象・方法】2003年5月から2013年6月までに腹腔鏡下腎摘除術を施行した123例を対象に,患者背景,手術成績および周術期合併症を検討した. 【結果】術中合併症として輸血を必要とする出血を7例に,脾損傷を2例に認め,開放手術へ移行した症例は6例であった.後期の症例では,大きな腫瘍あるいは透析中や抗凝固薬内服中の患者が多く含まれていたが,逆に手術時間は短縮し出血量は減少する傾向にあった. 【結論】腎腫瘍に対する腹腔鏡下腎摘除術の適応拡大に伴い予想される合併症に関する術前の慎重な検討が必要である.
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