マルチスライスCTを用いた画像処理技術の臨床応用:仮想内視鏡,手術シミュレーション,3Dプリンターを用いた臓器立体モデルへの応用
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概要
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医療の技術の進歩に伴い,医用画像は大きく変化した.現在ではマルチスライスCTを用い,簡単に0.5mmスライス厚で構成されたボリュームデータを手に入れることができるようになった.ボリュームデータを用いることにより,任意の方向から画像の再構築を行ったり,臓器の3Dモデルを作成したりすることが可能となり,手術支援を目的とした応用も試みられるようになった.本稿では帝京大学泌尿器科が取り組んでいる泌尿器科領域の医用画像利用について,画像処理システムから,手術プランニング,シミュレーションと臓器モデルの作成,及びトレーニングモデルの作成について概説し,今後の泌尿器科領域の医用画像利用の方向性について述べる.
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