重力と大気圧を利用した高含水比浚渫土の脱水処理法
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概要
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高含水比の浚渫土を効率的に輸送したり再利用したりするには,脱水処理を施すことが有効である.そのための新しい脱水処理法として,主に大気圧載荷(真空圧密)と重力排水を用いた簡単な手法を提案した.本手法において脱水速度を向上させるためには,新しく提案した"大気圧作用面"と排水距離の2つの要因を考慮することが重要である.また,本手法では,粒径による事前の分類,セメントなどの添加剤および大掛かりな設備等を必要としない.200%の初期含水比を有する浚渫土に対して4時間の脱水実験を実施し,液性限界の3倍以上の高い含水比を数時間内で容易に低下させることが可能であることを示した.
- 公益社団法人 地盤工学会の論文
公益社団法人 地盤工学会 | 論文
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