残留状態でせん断速度を変化させた粘土のリングせん断挙動
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概要
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斜面の変位あるいは変位速度を考慮した地すべり斜面の安定解析法の開発を目的として,練返しカオリンに対してリングせん断試験を実施した.試験では,せん断変位速度0.02 mm/minの下で定圧せん断して残留状態に至らしめた後,リングの回転角θ=0.5 rad(回転変位D=20 mm)毎にせん断変位速度を0.02 ˜ 2.0 mm/minの範囲で段階的に増減させた.その結果,残留状態においてせん断変位速度を増減させると,応力比の上限値と下限値はともに増減することが分かった.また,ピークおよび残留状態における応力比は垂直応力の影響をほとんど受けないことが分かった.
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公益社団法人 地盤工学会 | 論文
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