泌尿器がんの地域連携クリティカルパス
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概要
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当科では、外来診療の効率化を図るため県内の泌尿器科開業医と泌尿器がんのクリティカルパス(以下、パス)の作成を行い、地域連携を推進することを目指した。連携医の経過観察が容易となるように前立腺特異抗原(PSA)を用いた前立腺生検後の PSA 経過観察パス、前立腺全摘後の経過観察パス、内分泌療法のパスの3種類を開発した。当初3種類のパスで運用を開始したが、現在では前立腺がん関係4種類と膀胱がんに対する2種類のパスの合計6種類運用を行っている。2008年9月末現在224例連携医療機関へ紹介し、2例のバリアンスがみられた。連携医療機関や当科医師へパスに対するアンケートを行ったところ概ね好意的な意見であった。パスの運用開始からまだ1年に過ぎないため、外来業務の効率化までは結びついていないが、引き続き運用を続けていくとともに、さらに参加施設の拡大や新規パスの開発などを行う予定である。
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特定非営利活動法人 日本医療マネジメント学会 | 論文
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