大気安定度の異なる接近流中における熱フラックス計測
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概要
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拡散性状は、大気中の温度成層によって強い影響を受ける。境界層内での温度成層と拡散性状の関係について、渦相関理論に基づき多くの超音波風速計を用いた野外実測が行われた。多くの研究者も実測を基に拡散モデルを開発しているほど野外調査は一般的であるが、現場の制約が大きい欠点がある。一方風洞実験は系統的な条件設定が可能な点で有効な手法と考えられる。そこで、本研究では温度成層風洞を用いLDV(Laser Doppler Velocimeter)により様々な温度成層条件下での運動量フラックス、熱フラックスの計測を行ったものである。風速は3次元LDV、温度は25μmのK熱電対(アルメルクロメル)を使用し、温度成層と距離によって様々に変化する鉛直プロファイルを観察できた。
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一般社団法人 日本風工学会 | 論文
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