高齢者介護施設におけるIT活用に関する研究
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概要
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本研究の目的は、高齢者介護施設の情報化の現状を分析し、実態を明らかにすることである。ITを活用して介護職員の負担の軽減や介護サービスの維持・向上を図ることは、今後の日本社会における最重要課題の1つである。本研究では、秋田市内の介護施設37施設に勤務する1006人を対象にアンケート調査を行い、19施設から合計494名の回答を得た。分析の結果、検証的因子分析を適用したモデルでは、介護施設におけるIT活用は介護業務の負担軽減、記録管理、他の介護従事者または医療関係者とのコミュニケーションに影響を与えていることが示唆された。構造方程式モデルでは、IT活用意欲は文書作成・介護技術の向上に影響していることが示された。
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