エージェント・ベース・アプローチの方法論的再考
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本稿では,エージェント・ベース・アプローチ(以下,ABAとする)によるモデルの妥当性に関する議論について考察を試みる.情報システム研究におけるシミュレーションの位置付けについて論じ,それを受ける形で,従来の「妥当性」の議論に関して批判的な検討を加える.本稿での主張は,1)ABAにおけるモデルの「妥当性」に関しては,伝統的なそれとは異なる視点が必要であること,2)我々はABAという方法を取るにあたって最低限守るべき規範として,シミュレーションモデルを何らかの形で多くの研究者から参照できるようにすることが必要であること,の二点である.
- 経営情報学会の論文
経営情報学会 | 論文
- ソフトウェア分野における研究開発テーマ策定の方法論とその評価
- エージェントモデルを用いたATMの設置台数決定法
- 特集にあたって : 「情報技術(IT)の人間的側面」の重要性について
- 経営能力の育成に向けて : ケースメソッドの果たす役割とその教育方法
- 医療機関へのBSCの導入と情報マネジメント