情報項目とスキルに着目した間接業務の分析・改善フレームワーク
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
間接作業では、処理されている情報項目や作業内容が外部から見えにくく、作業者のスキルやノウハウに依存することから、生産性向上の研究が遅れている。本研究では、取り扱う情報の利用容易性(情報収集や加工のしやすさ)、および作業に必要なスキルやノウハウとその移転容易性に着目し、業務の効率化と、スキルやノウハウの伝承・体系化を同時に進めるための分析方法を提示する。まず、対象とする仕事の始めと終わりの時点を定め、中間生成物(アウトプット)や必要スキルに着目して作業ステップに分割する。次に、付加価値を生まない作業ステップをムダとして排除し、残った作業ステップに対して、情報収集やナレッジ移転をサポートする改善の着想を提示する。このフレームワークは、必要なステップだけで構成される仕事の設計や、現状で用いられている情報項目およびノウハウ・スキルをその重要度に応じて分類する際に、有効なガイドラインとなる。
- 経営情報学会の論文
経営情報学会 | 論文
- ソフトウェア分野における研究開発テーマ策定の方法論とその評価
- エージェントモデルを用いたATMの設置台数決定法
- 特集にあたって : 「情報技術(IT)の人間的側面」の重要性について
- 経営能力の育成に向けて : ケースメソッドの果たす役割とその教育方法
- 医療機関へのBSCの導入と情報マネジメント