セラミックスのマイクロ波間欠照射によるダイナミック制御乾燥
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概要
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セラミックスのような成形体の乾燥は,成形された形状を維持したまま完全に水分を除去する必要があるため,加熱速度を大きくしても,早期に著しい速度の低下,乾燥収縮による反りやねじれなどの異常変形,割れの生成などの問題を生じるだけでなく,収縮を予測した成形体の精密設計が必要となる.本研究では,内部加熱効果を利用した成形体の精密急速乾燥の有効性を理論的に明らかにするとともに,セラミックスの急速乾燥をマイクロ波加熱のダイナミック制御により実現するための操作因子について検討を行った.その結果,平板に成形されたセラミックスの内部加熱乾燥は,内部応力生成を抑制する効果を有することを理論的に確認するとともに,内部加熱効果を有するマイクロ波加熱を間欠的にダイナミック制御することにより,乾燥促進が可能となることを明らかにした.
- 日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」の論文
日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」 | 論文
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