強制ロール運動をおこなうbluff bodyの流体力
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概要
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本論文は、非圧縮性Navier-Stokes方程式に基づく流れの三次元差分計算を行ない、一様流れにおいて正弦振動するロール運動を強制される有限スパン長の正方形柱に作用する抵抗と流れ場の関係を数値的に調べた。その結果、無次元振動数0.3でロール運動を行なうときに、(1)抵抗係数が静止状態で生じるものより約6%減少する、(2)スパン方向に傾斜した軸をもつ渦の放出を生じる、(3)ストロハル数が0.08と低い数値をとるという興味ある結果を得た。静止正方形柱が本来有するストロハル数0.12よりも高速でロール運動が行なわれるために、スパン方向に垂直な正方形柱断面毎に正方形柱に流入する主流の角度が断面毎に変化するために放出渦の軸がスパン方向に傾斜し、スパン方向への三次元化が促進された結果として、上記(1)(2)(3)の結果が得られたものと考察された。
- 日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」の論文
日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」 | 論文
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