複数の液晶表示装置（LCD）熱処理用ふく射加熱ヒーターの相互干渉についての考察
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概要
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大型液晶表示装置のガラス基板のそりは大きな問題である．このようなそりの修正のために，ふく射加熱ヒーターによる熱処理が真空中で行われる．このヒーターに不均一な温度分布があると，熱処理も不均一となる．この不均一性を解消するために，ヒーターが真空中で用いられるためにこのヒーター中の抵抗加熱配線をデザインすることは難しい．この困難さを低減するために，数値解析は有用である．有限要素解析が以下の系について行われた．(a)抵抗配線が均一である場合(b)抵抗配線が不均一である場合(c)抵抗配線が不均一でヒーターが２枚ある場合ケース(a)における温度ムラは0.005 Kであったが，ケース(b)では1.5 Kであった．抵抗配線の不均一が温度ムラに大きな影響を及ぼしている．２枚のヒーターを用いるケース(c)ではその温度ムラはさらに拡大した．
- 日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」の論文
日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」 | 論文
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