長期微動観測と重力探査の組み合わせによる深部地盤構造の推定手法の開発:台湾新竹市をモデルとして
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概要
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東日本大震災では、長周期地震動が日本全国の広域で大きな被害を引き起こしたことは記憶に新しい。長周期地震動の特性は工学的基盤面から地震基盤面までの領域を意味する深部地盤構造の影響を大きく受ける。さらに、阪神大震災で見られた震災の帯も、深部地盤構造によるものと考えられている。このように、これからの地震被害予測では深部地盤構造の正確な把握が欠かせない。しかし、深部地盤はボーリング探査で直接調べることが難しく、現状ではその評価が十分に行われているとは言いがたい。そこで、深部地盤構造を簡便に精度良く推定する手法の開発が求められている。本研究では、観測が比較的容易な重力探査と長期微動観測を組み合わせて深部地盤構造を推定する手法を提案する。さらに、台湾新竹市をモデルを対象として提案手法の妥当性を検証する。
- 日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」の論文
日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」 | 論文
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