シェル・空間構造の減衰評価に関する研究
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概要
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構造物において、振動という現象は非常に重要な性質の一つである。そして振動の減衰度合いを示す指標として減衰定数がある。しかしながら減衰定数を正確に算出することは、様々な要因より理論によって評価することは極めて困難である。そのため観測や実験に基づく評価が行われている。この減衰定数を精度よく評価・算出することが可能ならば、構造物の動的挙動を明らかにすることができ、減衰定数(減衰係数)を調整する振動制御を通し、建築構造部材の応力低減、構造コストの低減、省エネルギー化が考えられる。シェル・空間構造物では絶対数が少ない、構造物全体の振動特性の把握が困難である、計測自体が困難等の理由により、シェル・空間構造物においての振動実験や研究は多くない。本稿は、4棟のシェル・空間構造の減衰評価を行い、更に約50棟のシェル・空間構造について減衰傾向分析を行ったものである。
- 日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」の論文
日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」 | 論文
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