不完全データによる光音響イメージングにおける音源分布推定の精度評価
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概要
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光音響効果とは電磁気エネルギーを吸収した分子が熱を放出し、その熱による体積膨張により音響波を発生する現象をさす。この現象を利用した光音響イメージングというCT技術が注目されている。生体組織内に電磁波パルス(光)を入射することで光音響効果が発生し、生体内を音響波が伝播する。生体表面で音響波を検出し逆問題を解くことで生体組織内の初期音源分布を求めることができる。光音響効果は分子の吸収係数に依存して異なる振幅の音響波を発生するため、初期音源分布のコントラストから生体内のイメージングが可能となる。しかし実際に光音響イメージングを行うにあたり、生体表面に設置するセンサーの数と配置する場所に制約があるという悪条件のため精度が悪いことが問題となる。 本研究では、この悪条件下でのシミュレーションの基で光音響イメージングの結果と実際の音源分布との差異を評価し、更にその差異の低減法を示す。
- 日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」の論文
日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」 | 論文
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