EFMMの並列流体-構造連成解析への適用
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概要
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数値計算技術の分野において、連成現象を取り扱う場合には、従来の単一の解析を行う場合と比較して、解析領域数が増加すること、各解析場の相互間作用を考慮する必要があることなどから、様々な問題が生じる。 これらの問題に対処する為に、我々はメッシュレス法の一種であるEnriched Free Mesh Methodを用いた構造解析手法と、SUPG/PSPG安定化有限要素法を用いた流体解析手法とを組み合わせた新しい連成解析手法を提案した。これらの手法に用いられる解析要素は共に四面体一次要素であることから前述の様々な問題を解消することに成功した。しかしながら、本手法は単一処理で対応できる解析においては非常に相性が良い手法であるが、大規模問題を考慮し並列処理を施すと、EFMMの特徴から新たな問題が生じた。 そこで、本稿では、EFMMとSUPG/PSPG安定化有限要素法とを組み合わせた新しい流体-構造連成解析手法を並列解析手法に導入する際に生じる問題を抑制し、本手法を大規模問題へ対応させるための方法について述べる。
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日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」 | 論文
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