壁面近傍をスライドする気泡クラスタ内での気泡間相互作用の計測
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概要
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壁面近傍をスライドする気泡は,液相速度勾配の影響を受けて生じた揚力について多く実験や理論的な知見が得られている.本研究では傾斜・水平チャネル内における壁面近傍をスライドする気泡群のうち,気泡間相互作用が効果的に働く条件に注目する.傾斜チャネルの場合は気泡の浮力によって壁面をスライドしながら自然上昇するが,水平チャネルは管内に圧力勾配を与えることで液相流れを作るため液相速度分布やせん断応力分布があり,浮力により上部壁面に集積した気泡が壁面近傍をスライドする.このとき,気泡自身は気泡間干渉によって引き起こされた乱れによって気泡通過頻度を変化させる.著者らは気泡通過頻度より気泡間に及ぼす影響を明らかにするため可視化計測を行った.壁面摩擦や流動構造の変化について壁面近傍をスライドする気泡の通過頻度の影響から議論する.
- 日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」の論文
日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」 | 論文
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