圧縮変形される単離上皮細胞の機械的特性:変形荷重に関する検討
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概要
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本研究では,複数の被験者の歯肉から採取・培養した単離口腔粘膜上皮細胞を,圧縮変形させる実験を行った.著者らは,これまでに培地中のカルシウムイオン濃度と継代数が細胞の圧縮伸長度に与える影響を明らかにした.また、細胞膜の破壊過程を2種類に分類し,破壊パターンと伸長度の関係も検討した.しかし,以前の実験装置では細胞の圧縮変形に要する荷重と変形量の相関は測定できていなかった.そこで今回,カンチレバーを用いた圧縮装置を作製した.細胞はカンチレバーとアルミニウムプレートの間で圧縮変形を加えた.カンチレバーのたわみとバネ定数から圧縮荷重を算定し,細胞の圧縮試験における荷重-ひずみの関係を測定した.また,細胞の荷重-ひずみの関係に培地中のカルシウムイオン濃度などが与える影響を検討した.
- 日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」の論文
日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」 | 論文
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