液滴振動を用いた高速ミクロ物性測定
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概要
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界面活性剤溶液における表面張力の時間変化を測定することは,工業プロセスにおいて非常に重要である.特にインクジェットなどの高速に液滴を吐出・形成するプロセスにおいては,1ms以下の表面張力の時間変化が重要となってくるが現在そのような時間領域における表面張力の時間変化を測定する手法は存在しない.そこで10μm程度の液滴の振動を観察することでこのような時間領域における表面張力の時間変化を測定する手法を開発した.液滴の生成にはコンティニュアス型インクジェットを用いた.また,液滴に対して振動を誘起する手段としてマクスウェル応力を利用した.表面張力は復元力として働くため,振動周波数を測定することで表面張力を求めることができる.これらの手法を用いることで1ms以下の時間領域における表面張力を数%程度の誤差範囲内で測定可能となる.
- 日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」の論文
日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」 | 論文
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