拡散光トモグラフィのための輻射輸送方程式及び拡散方程式を用いた光学特性値再構成アルゴリズムの開発
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
拡散光トモグラフィは非侵襲的に生体内の光学特性値を推定できる手法として近年医療分野で注目されている.この技術では境界面の光強度を検出し,光伝搬モデルを用いて内部の光伝搬を予測する逆問題解法が広く採用されている.光伝搬モデルとしては,輻射輸送方程式あるいは拡散方程式が広く用いられているが,前者は計算容量が高く,また後者には近似適用限界という欠点がある.そこで本研究では,輻射輸送方程式と拡散方程式の混合型を採用し,光伝搬の時間発展を検証した.フルエンスレートに着目する限り,異方散乱であっても拡散近似が成り立ち,その特性長は約10/μtであることを確認している.ここでμtは輸送減衰係数である.この特性長を用いた混合型モデルより,ファントムに対する光学特性値再構成を議論する.詳細は発表時に説明する.
- 日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」の論文
日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」 | 論文
- Study on Numerical Simulation for Vibro-Acoustic Response of Spacecraft
- 人工関節用セラミックスの摩擦摩耗挙動に対する材料組合せ・潤滑剤・表面膜の影響
- 擬似圧縮性DESによる風車後流の3次元数値解析と後流モデル化に関する研究
- ハイブリッド吊床版道路橋の耐風性能
- 一般断面を有する多重連結型開水路網に生じるダム崩壊問題に対する双対格子に基づいた有限体積モデル