臨界レイノルズ数付近における円柱まわりの流れの数値流体解析
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概要
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従来から,円柱まわりの流れに対しては数多くの研究がされ,レイノルズ数に依存性を示すことが知られている.円柱まわりの流れは,レイノルズ数の値によって7つの流れのパターンに大別される.その中でも,臨界領域(Re=2.8×105~3.5×105)は他の領域と比べても特殊な領域である.臨界領域の種々の特徴は,実験においては把握されているが,CFDを用いた把握は十分ではないことが現状である. そこで,本論は臨界レイノルズ数付近における円柱まわりの流れに対して,数値流体解析を行うことにより流れ場の把握,空力特性の把握を行う.ここでは,軸方向のエネルギー散逸を考慮するように3次元静的解析を行う.そして,解析から得られた流線図,抗力係数,変動揚力から求められるStrouhal数を用いて,実験結果と解析結果の比較を行うことにより,3次元解析による現象の再現性を検討するものである.
- 日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」の論文
日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」 | 論文
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