火災プルームのラージエディシミュレーション:プルーム特性に及ぼす火炎構造の影響
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概要
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火災プルームのラージエディシミュレーション(LES)を行った.米国NIST開発の火災用LESコードFDSを用い,McCaffrey(1979)による火災試験を対象とした.発熱速度に基づく火炎特性長さの1/20以下のサイズの解析格子を用いることで,火炎近傍の熱流動場の平均量・乱流統計量は格子サイズへの依存性を示さず,平均量は既往の実験値と良く対応することを確認した.また,燃焼モデルを併用して火炎構造を再現したケースと,火源より熱流束のみを与えて火炎構造を無視したケースとの比較を行った結果,火炎領域,間欠領域の熱流動場やエントレインメント特性に及ぼす火炎構造の影響は極めて大きい一方,火源から離れたプルーム領域の平均量・乱流統計量への影響は小さく,評価すべき領域に依存して火炎構造の重要性は変化することが明らかとなった.
- 日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」の論文
日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」 | 論文
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