神戸空港島実施工観測値を用いた弾塑性モデル／パラメータ同定
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概要
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地盤挙動のメカニズムを推定し，予測精度を向上させる手段としてデータ同化を用いる。本研究では，データ同化手法の中でも、非線形・非ガウス性の問題に対しても適用可能な粒子フィルタを用いることで，土の弾塑性モデルとその構成モデルパラメータを同定する。弾塑性構成式に大野らによって提案されたECモデルを用い，降伏曲面の形状を定めるパラメータnEを推定することでモデル同定を行い，同時にモデル中のパラメータも同定する。提案手法の有効性を検証するために，神戸空港島基礎地盤で得られた鉛直・水平変位の観測値を使用して粒子フィルタと水～土連成有限要素法を用いたデータ同化を行う。また、観測値として沈下量だけを用いたものと，沈下量に水平変位を加えたものとで、同定されるモデルにどのような違いが生じるかに関して議論する 。それによりせん断速度や，要素試験レベルのスケールの影響を把握し，あるいは側方変形予測の精度向上を目指す。
- 日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」の論文
日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」 | 論文
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