高サイクル疲労における平均応力と切欠き効果の研究
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
機械・構造物には切欠きと呼ばれる形状変化部が存在する．一般に，切欠きは応力集中を引き起こし，き裂発生の起点となることから，切欠きの存在は疲労寿命や疲労強度を著しく低下させる．また，一般の機械・構造物は引張もしくは圧縮の平均応力が作用する状態で使用され，引張平均応力は疲労限度を低下させ，圧縮平均応力は疲労限度を向上させる．平均応力の存在は疲労限度や疲労寿命に大きな影響を及ぼすことが知られている． 本研究では，McEvilyらによる修正応力拡大係数を用いた疲労き裂伝ぱモデルと修正グッドマン式を用いながら，平均応力下における切欠き材の疲労限度予測を行った．切欠き底の疲労き裂の発生限界および進展限界を考慮しながら，鉄鋼材料とチタン合金について実験データと予測値の比較を元に，平均応力が疲労限度に及ぼす影響について検証を行った．
- 日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」の論文
日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」 | 論文
- Study on Numerical Simulation for Vibro-Acoustic Response of Spacecraft
- 人工関節用セラミックスの摩擦摩耗挙動に対する材料組合せ・潤滑剤・表面膜の影響
- 擬似圧縮性DESによる風車後流の3次元数値解析と後流モデル化に関する研究
- ハイブリッド吊床版道路橋の耐風性能
- 一般断面を有する多重連結型開水路網に生じるダム崩壊問題に対する双対格子に基づいた有限体積モデル