変形双晶を考慮した純マグネシウムのマルチスケールモデリング
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概要
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結晶スケールの塑性変形はすべり変形と変形双晶に大別され,特にHCP金属の塑性変形においては,しばしば変形双晶が重要な役割を担うことが知られている.マグネシウムの場合,c軸方向への引張変形において双晶は重要な変形機構である.双晶による塑性変形の特徴として,結晶格子が回転することによる大きな方位回転を生じること,変形過程において双晶域と未双晶域が混在すること,の2点が挙げられる.このため,結晶塑性論の枠組みにおいて変形双晶を表現する際には,これらを適切に考慮することが重要となる.本報では特に純マグネシウムを対象に,結晶塑性論に基づくマルチスケール解析の枠組みにおいて変形双晶を導入する方策について考察し,効果的な材料モデリングの構築について検討を行う.
- 日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」の論文
日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」 | 論文
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