三層複合円板における非定常熱変位の制約条件付き効率的制御
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概要
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本研究では,構造材料層の上に二層の圧電セラミックス層が完全に接着された三層複合円板において,構造材料層に非定常媒質加熱が作用した場合の非定常熱弾性問題を解析した.次に,構造材料層の自由表面に生じた軸方向の非定常熱変位を抑制するために,各圧電セラミックス層に配置された各電極に印加すべき電位差を最適化によって決定した.最適化手法にはLagrangeの未定乗数法を用いた.このとき,脆い圧電材料の破壊を防止するために,圧電セラミックス層に生じる各応力に制約条件を設けた.<BR> ところで,非定常熱変位を制御する場合,過渡的な状態変化に追従できるように印加電位差を求める必要があるため,効率的な最適化手法を提案した.本研究で取扱う不等式制約条件付き最適化問題を等式制約条件付き部分問題に置き換えて最適解の候補を求め,その中から最適性条件であるKKT条件を用いて最適解を決定した.
- 日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」の論文
日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」 | 論文
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