キャビテーション初生における気泡間相互作用の役割
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概要
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キャビテーション初生における気泡間相互作用の役割について数値的・理論的に議論する。圧力波を通じての気泡同士の相互作用までを考慮した理論モデルを基に、負圧下での複数気泡の挙動を解析する。それにより、(a) 先行して急膨張するキャビテーション気泡の運動が他の気泡の急膨張を抑え込む場合があること、(b) 負圧が持続しているにも関わらず気泡の急膨張が中断される場合があること、(c) その過程において、負圧下の気泡が持つ「不安定平衡半径」が重要な役割を担うこと、(d) 相互作用する気泡が同一である場合、気泡間相互作用がキャビテーションの発生を助ける場合があることを示す。これらの知見は、キャビテーション初生時における複数気泡の豊かな物理を示すものである。
- 日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」の論文
日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」 | 論文
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