非定常不規則振動応答の自乗平均値の積分値の簡易計算法:振動制御への応用
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概要
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地震動のような非定常不規則振動入力を受ける構造物の応答は非定常不規則振動となる。このような応答の自乗平均値を理論的に求めることは困難なことが多い。本報告では、比較的容易に求まる定常不規則振動の自乗平均値を用いて非定常不規則振動応答の自乗平均値を簡便に求める方法を提案した。入力として、振幅非定常性を考慮した非定常白色雑音および非定常非白色雑音、周波数非定常性も考慮した入力を受ける構造物の応答について検討した。その結果、提案した方法を用いて非定常不規則振動応答の自乗平均値の継続時間にわたる積分値を求めると、厳密解とよく一致することが明らかになった。とくに、速度応答の自乗平均値の積分値は入力の継続時間において構造物に吸収されるエネルギと関連することから、振動制御への応用についても述べた。
- 日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」の論文
日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」 | 論文
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