Edwards-Vilgisモデルの実用化に関する研究
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概要
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ゴムのような超弾性体を解析する場合、今日ではOgdenモデルやMooney-Rivlinモデルのひずみエネルギー関数が一般的に使用されている。しかしこれらのモデルは、一部、分子論的な考察に基づいている面もあるが、実用的には数値近似に偏った使い方をされているのが実情である。これに対して、Edwards-Vilgisモデルのひずみエネルギー関数は統計力学的な観点から導かれた式であり、使用されている材料定数は物理的に意味のある値である。汎用FEMであるAbaqusでEdwards-Vilgisモデルを使用するために、このモデルに微圧縮性を考慮した構成則を追加し、ユーザーサブルーチン(UMAT)を開発した。従来は、平面応力問題にこのEdwards-Vilgisモデルが適用される例が多かったが、今回、3次元ソリッド解析に用いることができるようになった。
- 日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」の論文
日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」 | 論文
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