ARMAモデルによる出水時における河川橋梁の状態表現に関する研究
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
出水時において流水の影響によって振動する河川橋梁の振動特性を,加速度の現地計測結果を用いて考察する.得られた計測結果をAMRAモデルによって再構築することを試み,流下方向と鉛直方向のそれぞれにおける時系列モデルの構築を行った.時系列モデルは良好に計測振動を再現することができ,流下方向,鉛直方向のそれぞれで,ARMA(2,1),ARMA(4,2)モデルで再現可能であることが明らかになった.また,物理モデルによる状態表現を行って,そこから伝達関数を導出することを試みた.得られた伝達関数を時系列モデルと同形のAEMAモデル表現することで,係数比較から,時系列パラメータと物理パラメータの相関関数を導出した.これによって時系列パラメータを物理パラメータによって再表現することができ,計測加速度データから物理パラメータの算出を経て基礎方程式へフィードバックさせることによる物理量推定を行うことができるようになった.
- 日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」の論文
日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」 | 論文
- Study on Numerical Simulation for Vibro-Acoustic Response of Spacecraft
- 人工関節用セラミックスの摩擦摩耗挙動に対する材料組合せ・潤滑剤・表面膜の影響
- 擬似圧縮性DESによる風車後流の3次元数値解析と後流モデル化に関する研究
- ハイブリッド吊床版道路橋の耐風性能
- 一般断面を有する多重連結型開水路網に生じるダム崩壊問題に対する双対格子に基づいた有限体積モデル