多粒子系における数値不可逆性
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概要
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物理系における保存性を保証する時間可逆性は数値計算の精度検証のパラメーターとして扱う事ができる。それ故、数値計算において可逆性を理解する必要がある。具体的には、我々は小松らの自己重力系に対してVerlet法を用いた分子動力学的な検証を行った。系の中では250の質点粒子が球面反射境界に閉じ込められ互いにPlummerポテンシャルを介した相互作用を有している。また、可逆可能なパラメーターとして、ある時刻において速度を反転させた後の速度における誤差を計算する。本研究の目的は、なぜ大きな時間刻みがより小さい誤差、即ちより良い可逆性を与えるのかを明確にする事である。本研究において、我々は丸め誤差、計算手法における切り捨て誤差、そして境界条件の実現法に関して議論する。
- 日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」の論文
日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」 | 論文
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