二次元水路実験で生成するオートジェニックな平衡河川
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
一定速度の海水準下降のもとで平衡応答によって実現する平衡河川をオートジェニックな平衡河川(autogenic grade)という。海水準下降速度がどんな大きさであってもそれが時間的に不変でありさえすれば,河川はそれ自体の自己調節機能により平衡状態を自ら獲得するように応答する。このような現象が実現するための必要条件は、前進するデルタに被覆される陸棚海底の勾配がデルタ上の沖積河川勾配に等しいことである。オートジェニックな平衡河川の生成はこれまで一次元水路実験での生成に限られていたが,このたび二次元のそれを生成することに初めて成功した。本講演では二次元平衡河川の特異な性質を詳らかにする。
- 日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」の論文
日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」 | 論文
- Study on Numerical Simulation for Vibro-Acoustic Response of Spacecraft
- 人工関節用セラミックスの摩擦摩耗挙動に対する材料組合せ・潤滑剤・表面膜の影響
- 擬似圧縮性DESによる風車後流の3次元数値解析と後流モデル化に関する研究
- ハイブリッド吊床版道路橋の耐風性能
- 一般断面を有する多重連結型開水路網に生じるダム崩壊問題に対する双対格子に基づいた有限体積モデル