層流斑点から乱流斑点への遷移における不規則性の発達
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概要
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層流境界層に導入された撹乱によって生成された斑点は、下流発達の初期段階では斑点内の速度波形に乱流斑点のような高周波成分はなく非常に強い再現性を有している。我々はこのような斑点を層流斑点と呼び、その下流発達過程を詳細に調べてきた。層流斑点は横幅方向への成長が遅く、乱流斑点の約半分の成長率で下流発達する。その後、境界層厚さの50%の位置において、低速の領域が横幅方向に急に広がることを機に、速度波形に不規則性が現れ、乱流斑点とほぼ同じ約10°で横幅方向に成長し、乱流斑点へ遷移することがこれまでの研究から明らかとなっている。本報告は、乱流斑点への遷移過程で現れる不規則性(乱れ)の発達を詳細に調べた結果である。
- 日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」の論文
日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」 | 論文
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