短い時系列からの状態推定
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概要
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力学系から観測された1次元の時系列が与えられた時、十分次元の大きな遅れ座標系を取ることで、遅れ座標系と状態を1対1に対応させることができる。この過程は、埋め込みと呼ばれている。力学系の次元が小さなときには、十分大きな遅れ座標系を取ることが可能である。しかし、天気予報や、生物学、医学での応用の場合、対象とする力学系の次元に比較して観測点の数が少なく、十分大きな遅れ座標が取れないことがある。このとき、遅れ座標と元の状態が1対1に対応しない。このような場合をいかに扱うかは、今後応用上重要な問題になるだろう。本発表では、力学系の次元に対して観測点の数が少ないときの状態推定の手法について議論する。
- 日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」の論文
日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」 | 論文
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