時系列解析を用いた河川構造物の状態推定に関する研究
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
高度経済成長期に施工された多くの河川構造物が経年的な劣化を蓄積させ補修を必要としている.一方で維持管理の予算は減少傾向にあり,これらの効率的な維持管理手法の確立が急務となっている.本研究では河川構造物として,特に河川橋梁および河川堤防に着目し,出水の影響でどの程度の構造的な変化をきたしているかを,出水時の連続的な計測によって加速度の時系列データを得,その時系列解析を行うことで,種々の状態推定を行った.結果として出水によって橋梁の固有振動数に変化が見られ,その影響が伝播して近隣の河川堤防の振動特性に影響を与えていることが明らかになった.
- 日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」の論文
日本学術会議 「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」 | 論文
- Study on Numerical Simulation for Vibro-Acoustic Response of Spacecraft
- 人工関節用セラミックスの摩擦摩耗挙動に対する材料組合せ・潤滑剤・表面膜の影響
- 擬似圧縮性DESによる風車後流の3次元数値解析と後流モデル化に関する研究
- ハイブリッド吊床版道路橋の耐風性能
- 一般断面を有する多重連結型開水路網に生じるダム崩壊問題に対する双対格子に基づいた有限体積モデル